オリジナル小説(BL)番外編第29話

『キンモクセイの魔法に誘われて』番外編

『リゾートの海に誘われて』


※このお話はフィクションです。

なぜか藤井も席を移動しようとする。
「待てよ!」
疾風が低く呟いた。
藤井は目の前の疾風の目を見た。
その視線をすぐにそらすと背を向けて早足で
他の教師達がいる席へと移動していってしまった。



呆然と藤井の姿を眼で追う疾風。
秀は何も言わずに疾風の腕を引っ張って座らせた。

「・・・・・」
疾風も無言のままイスに座った。

「何かあったの?」

遅れてきて事情を知らない薫が竜也と一緒に現れた。
「薫には関係ないこと」
ダイヤモンドヘッドでひとりにされて面白くなさそうに翔太が答えた。

「いや、あの彩先生がね・・・」

場の雰囲気がまずくなっていくのを
何とかしようと彬生が口を開いた。
そのまま疾風の顔をチラッと見た。

疾風はそんな彬生や薫の顔を見回して
「やだなぁ~演技だよ。冗談に決まってんじゃない。
彩先生は男だし、先生なんだから」
と笑って見せた。

薫は「なぁ~んだ心配して損したよ」等と
一緒に笑っていたが、彬生には疾風が本当にそう思っているとは見えなかった。
その証拠に彼の手は小刻み震えていたからだった。


「ねぇ秀起きてる?」

部屋に戻ってきてベッドに入りながら
彬生は向かいのベッドで眼を閉じている秀に話しかけた。

「おっ、彬生やっと最後の晩に誘ってくれる気になった?」
秀は眼を閉じたままふざけてそう答えた。

「あ、いやそうじゃなくてさ~」

「バーカ。マジにとってどうすのだよ」
秀は笑いながら眼を開けてベッドに起きあがった。

「疾風のことだろ」
秀は冷蔵庫の方に歩きながら
「飲む?」
とミネラルウォーターを取り出した。

ブルーのガラスビンが月の光とスタンドの灯りにキラキラと光っていた。

「彬生?」

何となくそのビンを眺めていたら不思議そうに秀が首を曲げた。

「ああ、いらない。でもきれいだね」
彬生の言葉を確認するように秀もビンを月の光にかざしてみていた。

「彩先生はこのビンの中のミネラルウオーターかな?それで疾風は月」
「えっ?秀それはどんな例えなの?」
彬生も起きあがった。

「距離が遠いってこと。でもいつも見つめているの
見つめられるとキラキラ輝いて、それでいてピュアなんだ」
そう言う秀の瞳はもっと遠くを見ている。

「秀、それって疾風の話?」

彬生の問いかけにふと我に返ったように秀は頷いた。
「もちろん」
彬生は少しうつむいた。

「秀には悪いことしたよね」

「少しでもそう思うなら今夜くらい誘ってこいよ」

「・・・・」

「な~んてな」

(ウソだ!今の秀の声と瞳は真剣だった)

彬生は黙って立ち上がるとベッドに座っている秀に向かって抱きついた。

「ごめん秀。もしも秀がそれでかまわないなら今日だけ、いや今だけ僕は君と、その・・・」

「彬生。今から起こることは全部夢だからな。」
秀は彬生の頭を撫でながら子供に言い聞かせるように優しく言った。

秀の両手が優しく彬生の頬に触れて唇が重ねられる。
最初は優しかった秀の手が次第に強く熱いものへと変化していく。
同時に重ねられた唇の間からはスルリと舌が入り込んできた。
最初のそれとは全く違う、苦しい程熱いキスだった。




いや~自分でも少し意外な展開にびっくりです

なんかラブシーン少なくて飽きてきちゃったみたいです

最後までうまくつじつま合わせられるか段々と心配になってきました。

まっ番外編だからいいですよねって無理矢理納得しようとする自分が怖い

今日この頃です。

それにしても春は眠い

やるとこが山積みなのに進まないのは何故でしょう?

「月さま雨が・・・」
「春雨じゃ濡れていこう」

今日の帰り雨が降ってきて傘をさすのが面倒だったので
駅まで濡れて歩いていたら
ふと、思い出してしまいました。

古い人間ですね

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この記事へのコメント

2007年04月10日 06:18
るる様☆おはようございます

良いものは時を越えても引き継がれる
古いものも良いものです!(^^)!
秀くんと彬生・・・(@_@。危険!!でも期待!!
どうなっちゃうでしょう、この先??
二人を取り巻く人物たちが動き出していますね
(^_-)-☆それぞれの恋の行方が楽しみ♪
2007年04月10日 08:26
るる様☆おはようございます~~☆

少しづつ動き出しましたね♪
いろんな感情があります、つじつまあわせは大変だけど、楽しく書いていきましょう。
みんなが幸せならいいのよ♪♪♪
2007年04月10日 08:30
るる様、おはよぅです(。>ω<)ノ

疾風の切ない思いに涙がぁ~。
るるっちマジックにキュンキュンさせられました。
しかも、秀くんとGOGO(*゚д゚*)!?
あぁ、ひと夏の経験アバンチュール(*゚д゚*)!?
るるっちマジック恐ろしいゎ…。www
それぞれの走り出した恋、楽しみです。
2007年04月10日 08:51
ゆの様☆おはようございます

彬生と秀のラブシーンはないと
言っておきながら早くも前言撤回(汗)
ちょっと熱くなってきた2人の炎は
もうとめられません(苦笑)
2007年04月10日 08:53
れいレイ様☆おはようございます

そうですね、少しずつつじつまをあわせます(汗)
ブログで掲載していると
前の話が記憶から欠落してしまって
年かしら(汗)
ハッピーエンドを目標に頑張りますvv
2007年04月10日 08:56
凛子様☆おはようございます

マジックなんてそんな(汗)
照れちゃいますよ。
全然滅茶苦茶なこの番外編ですが、
そろそろ終わらせないといけないと思ってます。
これから何度泣かせられるかが勝負ですね。
2007年04月11日 11:15
るる様☆おはよ~

あれ?この2人はこういう事にはならない予定では・・・きゃぁぁぁ~~~っ!!!!!!
やっぱりこうでなくっちゃぁね!
るるさんが「浮気ものになるから~」って言っていたのでアバンチュールはなしかぁ~と
諦めてたの。ワクワクしてきちゃったよ~
ど、どうなるのかしら?次が楽しみね!(クフッ)
2007年04月11日 17:20
かなた様☆こんにちは

予定は未定でした(汗)
結局どうしてもこんな展開にしたい作者が
彬生をふしだらな子にしてしまいました(苦笑)
でも、これからの展開をどうするかですね(汗)

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