オリジナル小説(BL)番外編第36話

『キンモクセイの魔法に誘われて』番外編

『リゾートの海に誘われて』

※このお話はフィクションです。



「このままずっと眠れたらいいのに」
「それは困る!足しびれてきた」
その一言でせっかくの雰囲気が台無しだ。
プッ!吹き出しながら彬生は秀の膝から降りようとした。



しかし、そのままふわりと身体が浮いた。

「おろせ!」

秀はいきなり彬生をお姫様抱っこしていた。
耳まで赤くした彬生は怒鳴ると、秀は軽くかわした。

「そこで寝られたら困るからな。それと」
秀はそこまで言うといったん言葉を切った。
彬生は次に出てくる言葉に耳を傾けていたが、なかなか言葉が出てこない。
抱き上げられて秀の顔を見るのが恥ずかしかった
彬生はその体制で秀の顔を見ていなかった。
でも、流石にどうしたことかと秀の顔を下から見上げると息が止まりそうになった。

ドキン!!

目の前に整った秀の顔があり、その男らしい瞳は彬生を映し出している。
ずっと昔から秀のことは知っているし、
ずっと近くにいたのに秀がこんなに格好いいなんて気が付かなかった。
そうじゃない。近すぎて気が付かなかったのかもしれない。
彬生はくるくると頭を巡らせていた。

「なーに見とれてんの?」

いきなり言い当てられてまたもや顔から火が出そうだった。
彬生は言葉を失って秀から眼を逸らした。

「今日は俺達の新婚旅行最終日なの」
秀は少しふざけた様子だった。

そのまま彬生をベッドまで運んだ。
とても大切なものを置くように秀は彬生をそこに横たえた。

「キスして良い?」

何度もしているくせに、なぜわざわざ聞いてくるのか、秀の心がわからなかった。

「何、今更そんなこと」

「だって、今日の彬生さ、このきれいな海でとれる真珠みたいなんだもん」

本当に秀は飽きない奴。
彬生はクスクスと笑った。

「これ」

秀が飛行機の中で小指にはめたリング(指輪)には文字が刻んであった。

その文字こそ『Pearl of sea』(海の真珠)だった。

どういう意味なのか全くわからなかったけどようやく意味が分かった気がする。
秀は彬生のことをそう喩えていたのだった。

ゆっくりと近づく秀の唇。
とてももどかしい気がした。

(僕ってひどい奴だ。秀の心をもてあそんで)

そんなことを思うと呟いた。

「僕は黒真珠だね・・ごめんね」
ふと秀の動きが止まった。
ほんの一瞬だけだったが、そのまま微笑むと
外から鳴り響いてくるハワイアンくらい柔らかく彬生を抱きしめた。

彬生の方から秀に口づけた。

「まだ夜は長いね」

彬生は秀の耳元に囁くと

秀は呪文から醒めたように急に激しく彬生を抱きしめた。
そのままもどかしいように彬生の着ていたものを剥ぎ取っていく。

(そう、その方が僕にはふさわしいよ)

身体に少しだけ痛みを感じながら
彬生は秀にされるまま人形のように受け止めていた。

祭りも盛り上がりを向かえたのか
外から流れる音楽が柔らかい曲から、
太鼓を打ち鳴らしたような激しい曲へと変わっていた。

(フッ、まるで僕たちのこと知っているみたいだね。
秀、もっと乱暴に抱いて欲しい。痛いくらいに、
僕に傷を残してくれた方がいいんだ)
彬生はそんなことを考えていた。





何か凄い展開になってしまいました。

彬生君は実はMでした(笑)

やっと終わりが見えてきました。

続編の遊郭もエロエロと徐々に続けております。

一応、この後の秀と快の彬生略奪バトル編

みたいな

いつからそんな話に変わったのやら









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この記事へのコメント

2007年05月22日 17:53
るる様☆こんにちは♪

秀クンと彬生クンのシーンは引っ張って引っ張ってできるだけ長くこの地に居させてあげてくださいね。・゜゜・(>_<)・゜゜・。
真珠にたとえるなんてロマンチストですぅ
決して派手ではないけれど清楚で綺麗な輝き
そんな風に見えるんですね
秀と快の彬生略奪バトル編・・・フフフこれ楽しみです♪
2007年05月22日 23:38
るる様、こんばんゎ☆

思わず発狂しちゃう初々しくも熱い夜…。
秀も彬生君もお互い大事だからこそ
色々な思いが生まれちゃうのねぇ~。
でも、快さん大ピンチ!?
この三角関係、見逃せません☆

るるっちの綺麗な描写のお陰で
脳内では鮮明に二人の愛が…。
ゆのっちも、おっしゃっていますが
宝石に例えるなんてロマンチック☆
2007年05月23日 11:09
ゆの様☆こんにちは

読んでいただいてありがとうございます。
もうダラダラと繰り返し内容にもかかわらず
温かいお言葉に感謝しております。
秀と彬生は痛いんです。
だからつい彬生に痛いことさせたくなってしまって(汗)彬生がMじゃなく、私がSなんです(笑)
2007年05月23日 11:13
凛子様☆こんにちは!

きれいな描写だなんて(照)
内容がエロいから表現だけでも
綺麗に見せないとただのエロ小説になってしまうのが怖くて(汗)
凛子さんやゆのさんのように心にチクリと来るような
素敵な小説が書けたらいいなと
いつもがんばっていますvv

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