「愛しい分だけ切ないから」(オリジナルBL小説)第10話

(忘れてた、井上の奴が一緒に帰ろうって言ってよなぁ)
まだ初日だというのに何がどうなっていることやら・・・
とにかくこれからそんなクラスをまとめていくのだから誰かの協力は必須だし、
だからといってそれが疾風だとは限らないけど・・・
疾風のことを思い出すとなぜか体が熱くなってくる
中途半端なまま放置されたおかげで
ちょっとした刺激でもつらかった。
疾風はそれを知っていて途中でやめたのだろうか?

「せんせー
そんなことを考えていると背中から声をかけられた。

振り返ると、疾風は職員室の入り口に立っていて
藤井を見つけると犬が飼い主を見つけたような
無邪気な表情で駆け寄ってきた。
「お前って意外に可愛いとこあるな」
「えっ、何言ってんだか、可愛いのはせんせーじゃん。早く帰ろう」
疾風は笑いながら藤井のカバンを持つと先に
残り少ない人数の職員室を出て行った。
藤井もその後ろを他の先生方に挨拶をしながら後にした。

歩きながら疾風は藤井に自分の知っている同級生の話をしてくれた。
その話は担任である藤井にとって、とても興味深い内容だった。
ひとりひとり個性が強い生徒達のよく知られているところと、
実はあまり知られていないところまで教えてくれた。

話に夢中になっていると駅のホームに着いていた。
「せんせーってどこの駅?」
「ああ、緑野駅だけど」
「へぇ、じゃあ俺の一つ手前の駅だ、近いじゃない」

(しまった!つい油断してそんなことまで言ってしまった。
けど、彼は教え子だから別にメアドとか電話番号とか
住所ぐらい知られてもいいんだよな)
と思っていたら案の定

「せんせーメアド交換して」
と高校生らしいことを言ってきた。
「お前だけに教えると他の生徒にひいきだと思われるから、
明日全員に教える。それまで待て」
「えっ~!!お願いせんせー俺にだけ1日早く教えてよ~」
疾風はだだっ子のように駅で大声を出すので
「仕方ないなぁ~皆には先に教えたことは内緒だぞ」
と教えてやった。

電車がホームに着くと2人で乗り込んだ。
夕刻だというのに電車は割と空いていたので、席に座ると
隣に座った疾風は藤井の手を握る。
「えっ?!」
動揺して疾風の顔を見ると、ニッコリ微笑まれた。
そのまま耳元に近づくと小声で
「せんせー俺もうこんな
とその掴んだ手を疾風の前に置いた。
堅いものが手に触れるとたちまち赤面していくのがわかった。
下手にここで大声でも出すと周りの人から見られてしまう。
(俺は女子高生か・・・まるで痴漢にあっているみたいじゃないか。
それにしてもこいつは全く中年のおやじみたいだ・・)
冷静にそんなことを考えているともう一度耳元で囁かれた。
「せんせーの部屋に行きたい
「おい
「だって・・・」
押し当てていた手を少し下に動かす。
たまらず下を向くと
「ね、いいでしょ」
僅かにかすれた声で訴えられた。

結局同じ駅に降り立った疾風は、藤井の後を意気揚々と付いてくる。
いつも抜ける公園付近に来ると疾風はまた手を握った。
「ここならいいよね」
確かにあまり人影はなく、静かだけど、もしも誰かに見つかったらと思うと慌ててしまう。
「ねぇ」
疾風は藤井の手を引っ張って立ち止まった。
そのまま藤井を抱き寄せてズボンの上から尻の辺りを触りだした。
「やめろ・・」
「やだ」
「やっ!おい!」
「うるさいなぁ」
疾風はそう言うと藤井の頬を掴んで口を開けさせると、
いきなり唇を塞いで舌まで入れてきた。
「・・ん・・」
尻の手はズボンの隙間から下着の中へと滑り込む。
「・・あっ、うっ・・」
すっかりおさまっていたはずの体のうずきが蘇ってきた。
そのとろけるような口づけと尻を撫でる手に少しずつ反応していった。
「せんせー、早く行こう」
一瞬にして唇と手を同時に離されると、寒さのような感覚さえ覚える。
無意識に疾風の手を掴んでいた。
「ふっ、うれしいよ」
うれしそうに疾風にそう言われて手を離そうとすると、
逆にその手を引っ張られて今度は腰を抱かれて、
まるで恋人同士のような体制になってしまった。
本当にこのまま疾風を部屋に招いてもいいのだろうか?
仮にも教師と生徒だし、疾風の目的だってわかっていた。
それなのに密かに期待している自分が情けない。
ひとりでかぶりを振ると疾風の手は腰から離れた。
「せんせー嫌なの?」
立ち止まって聞いてくるが、それに対する返事ができない。
藤井は同じように立ち止まって疾風を見つめた。
怯えたような疾風の顔が目にはいると
「嫌じゃないよ・・・」
と答えていた。
馬鹿だ。馬鹿だ俺は・・・嫌だと言えば疾風はおとなしく帰ったかもしれないのに、
自ら彼を招き入れた自分が情けなかった。
ふと気づくと、自分の住むマンションの前にいた。

<つづく>

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今回文章が何か変でした(汗)
いつも下手な文書なので読みにくくて申し訳ありません。

多分色々と思いつくと一気に頭の中を吐き出したくなり、
書くので走り書き状態です。
そのために形容詞が多くて訳が分からなくなっちゃいます。

って言い訳なんですが・・・・

それにしては長かったですね。
休みでちょっと外出するのでゆっくり読んでくださいね。

さて、なかなか最後までいかなくてイライラしますね(笑)
スミマセン・・・引っ張れるだけ引っ張ってみたいと
思います(笑)


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この記事へのコメント

2007年08月13日 02:08
るるさん、こんばんは!!
早速読みましたよーw
(/∀\*)キャ―!! 彩てんてーも疾風君の事、満更でもない様子ですね・・・!!そして押しに弱いと来た!!
次の展開はもしや・・・!?

最後の4文目からのてんてーの心理描写が好きですね
あ、ポチっと行って来ました!!
2007年08月13日 07:03
るる様☆こんにちは♪

彩先生と疾風のドキドキ道中、場面場面でハラハラ彩先生がとっても可愛いですネ(^_-)-☆
それに比べ、疾風の度胸の良さに恋の力は偉大と納得しています
それより大変(@_@。
るる様、マンション前ですって!!
この後何が起こるのですか!?ε=ε=ε=(ノ^∇^)ノ
2007年08月13日 17:11
るる様、こんにちゎ☆

この疾風の無邪気さがホント可愛い攻めになってて
凄くイイですぅ~♪
彩チャンの押され具合が、これまた彩チャンっぽい☆
身体は正直!?どうなる先生!?
無邪気で強引で、それでいて魅力的な疾風に
彩チャンも溺れかけてるのかしら…。
続きが楽しみです☆
2007年08月16日 01:20
華莉夢様☆こんばんわ

ありがとうございます。
はい、せんせーは押しに弱いですね~
それに押され続けるとなぜか
その勢いに飲み込まれて動揺してますね(笑)
このお話はせんせーの動揺がミソなんですよvv
2007年08月16日 01:23
ゆの様☆こんばんわ

はい、ここからが楽しみですねvv
さぁて、どうしようか今まさに考えております。
どんなプレイにしようかしら?(笑)
ちょっと1日の内容が濃すぎませんか?
せめて1週間ぐらいかければよかったと
反省しています(汗)
2007年08月16日 01:26
凛子様☆こんばんわ

この2人はなるべく純粋にしたかったのですが、
全然純粋じゃないですよね(汗)
私が書くとどうしても変なプレイ(?)
になってしまいます(汗)
この後も変なプレイが・・・(苦笑)

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