『続・続 師走』(連続でオリジナルBL小説だぞー!!)

ホテルのラウンジは時間が遅くなると人が増える。

しかし、ある一定の時間だけ酒を飲むと皆席を立っていく。
そのため思っていたよりも人の入れ替わりが激しい。

真実は少し間隔が空いた隣のテーブルから席を立つ男女を横目で見ながら
どこか急かされるような気分になってきた。

「なあ、もうここを出ないか」

グラスを傾けながらそんな真実を面白そうに眺めていた咲也は
「ほぉ、真実から誘われるとは思わなかったなぁ」
と微笑んだ。

(しまった!・・・これは咲也の策略か?)

でも、どうせここにいても気づいたらホテルの部屋にかもしれない。
それならここを出て何とか言い含めて家に帰ろう。

正直、家に帰りたい。
忘年会からずっとこうして咲也と飲み歩いているのも疲れた。
家に帰ってくつろぎたいという思いが真実の頭を埋め尽くしていく。

「どうせ、お前、俺を出し抜いて家に帰ろうなんて考えているんだろ」

「え?」

「よし、決めたお前の家に行く」

そう言って立ち上がると咲也は「チェック」とボーイに告げた。

「待て、それは」

「いや、もう疲れた。お前の家に泊めろ」

「はぁ?それなら自分の家に帰れ」

「いやだ」

まるで子供のやりとりのようにお互いに退かない。

いつだって咲也といると真実が折れることになる
多分このまま咲也は真実の部屋に来て泊まるのだろう。
なんとなく予想がつくのにされでも拒絶せずにはいられなかった。

だって今はまだ賭の途中だから
それでも気づいたら2人でタクシーに乗り込んで真実の部屋に向かっていた。

「早く開けろ」

オートロックのマンションのドアの前でだだっ子のように言われて
真実はクスッと小さく笑ってしまった。

そのまま暗号キーを打ち込みドアが開くと、
咲也は真実の腰を抱いてエントランスを進んでいく。

「こら、変なとこさわるな!!」

咲也の手が腰の辺りを撫でる。
まるでスケベオヤジだ。

「いいから、気にするな」

「気になる」

エレベーターに乗り込んでドアを閉めるといきなり咲也に壁に押しつけられて唇を塞がれる。
真実の体を全身で覆うようにして咲也は唇を塞いでいる。

強引なキス・・・そして濃厚な・・・

痛い・・苦しい・・・でも、気持ちいい・・

壁に押しつけられた手首が痺れる。
咲也の腕の力が真実の手首を締め付けて血が止まる。

それでも体全体が咲也に飲み込まれているようで
咲也のほのかな整髪料の香りと酒と煙草の匂いが心地よかった。

きっと体が離れたら崩れ落ちてしまう。

それでもいい・・・

エレベーターが到着を告げてドアを開けると
攫うようにして咲也は真実を抱き占めてドアまで歩く。

真実は魔法にでもかかっているように咲也の腕の中で歩かされている。

「早く開けて」

今度は耳に口づけながら囁かれる。

全身がざわざわとして言われるままに鍵を開けるとドアを開けた。

焦れるように靴を脱ぎそのままソファーを目指して
着ているコートや背広を剥ぎ取られる。

咲也も自分の着ていたものを脱いでソファーに2人で倒れ込んだ。

もう一度咲也の口づけ攻撃が降ってくる。

「・・ん・・ふっ・・」

咲也の腕で力強く抱きしめられると
もうこのままどうなっても良くなってしまった。

(俺の負けだ)

真実はその腕を咲也の首にまわすと
咲也は一瞬動きを止めて真実の顔を見つめる。

そのやけに男前の顔に不覚にも落ちてもいいと思ってしまった。

もう一度奪われるような強引な口づけの後、
咲也の口づけは真実の体の至る所に跡を残していくのだった。


<END>

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どうしたのかいきなりオリジナル2連チャン

気が向いたら

夜のお供にどうぞ(笑)

本当はもっと先まで書きたかったんですけど
18歳未満の方も読まれるので

ソフトに仕上げてみました(笑)

けど、強引っていいよね。
噛みつくようなキスとか。。。

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この記事へのコメント

伽羅
2008年03月11日 17:43
こんにちわぁ~~♪

はい!師走3部作目、お疲れ様でしたっ!!(笑)

また企画の方にリンクさせて頂いてよろしいですか?
ブログの方ではリンクを下げてしまったので、
本館のサイトの方になりますが、是非とも!!

まだ、続きそうな気配がムンムン・・・
ねっ?ねっ? まだ続きますよねぇ?
このままで終わらせてなるものかっ!!ということで、
次回も楽しみに待ってます!(勝手にその気/笑)

拙宅へのコメントもありがとうございましたっ♪
またお邪魔させていただきますねん♪うふふぅ~~
2008年03月11日 18:10
伽羅様☆こんにちは

いらっしゃいませm(__)m
ありがとうございます。
もちろん載せていただけるのであれば
幸せです。
えっ、やはりそう読まれますか・・・
ですよね~まだ1日も終わっていないのですから(汗)
一体どれだけ引っ張れば気が済むのやら(苦笑)
見つけていただけてうれしいです。(感謝)
2008年03月12日 02:25
るるさま★こんばんは。
おお!このお二人。まだ飲んでいたんですね!
なんつって。あっ!とうとう、やっちゃいましたね。
>エレベーターに乗り込んでドアを閉めるといきなり
>咲也に壁に押しつけられて
落とされちゃったんですね~。う~~ん。私としては、もう少し抵抗してほしかったんですが~。
ま、しかたないですか~~。お幸せに~。
2008年03月12日 09:12
poppy-23様☆こんにちは

はい、1ヶ月も酒を飲んでました(笑)
すっかり放置しすぎて彼らの間に何が起きたのか
わかりません(汗)
でも、ここで終わらせる気はないんですね~
なんといっても自分がひねくれものなんで(笑)
さて、どんな風にこの2人をいじめようか・・・
逆に楽しみなのはやはりSの血が騒ぐからなのでしょうか(苦笑)
2008年03月12日 18:39
るる様☆こんばんは♪

大人の駆け引きステキです~ってコメント入れようと思ったら
>おお!このお二人。まだ飲んでいたんですね!
poppy-23様のこのコメントが先に目に入ってしまって
(^^ゞ
るる様の大人のお話好きです~♪
続きお待ちしていますぅ
るる
2008年03月12日 18:55
ゆの様☆
(笑)あまり時間が長すぎて
すっかり髭だらけの男2人です(笑)
というのは冗談ですが
まだ1日しか終わっていないのであと2日分
書くつもりです。。。。多分・・・(苦笑)
2008年03月13日 02:34
こんばんは、るるさん☆

うわぁw(/∀\)
実は続きが気になっていたんですよ、このシリーズ!!

最近のエレベーターって・・監視カメラがついてるんですよね(*゚д゚)
他の人に見せ付ける、噛み付くようなキス・・・「コイツは俺のだ」って言ってるみたいで燃えますね!!《何
真実さんは咲也さんに負け・・・ちゃったようですねv


ホント、るるさんの書く濡れ場の文章って色っぽいっていうか・・・w(/д\)キャー!
2008年03月13日 16:25
華莉夢様☆こんにちは

読んじゃいましたね~
18禁にしなくて良かったです(笑)
実は少しだけ表現に迷ってリアルにしようかとも思ったんですけど大人の男の濡れ場はムフフフフ(笑)
でも色っぽさが伝わったみたいで嬉しいです。
とりあえずまだ終わっていませんのでお付き合いいただけるとうれしいです。

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