オリジナル小説『銀色の満月』10

【帰り道】

帰り道薫と肩を並べて歩くと誰もが振り向いた。
それは薫の美しさに対してなのか
生徒会長の翔太が副会長以外の人と歩いていることが
珍しいからなのか、あるいはその両方なのか
誰もが呆然と2人が通り過ぎるのを見つめていた。
翔太も薫もそんな視線には慣れているのか
全く気にせずに駅までの並木道を歩いていた。

「良かったらこのまま僕の部屋に来ない?」

生徒会室で薫は翔太にキスをした。
薫は翔太の躰から力が抜けてきたころにそんなことを言い出した。
薫のキスに酔っていた翔太は呆然と頷いてこんな風に2人で駅に向かっているのだった。

「僕の家はここから5つめの駅なんだ。たまに変な男に誘われるけど、今日は北条君がいてくれるから安心だね」
駅の前まで来ると天使のように微笑む薫
翔太は無言のまま少し機嫌が悪そうに駅の階段を上り始めた。

「あれ?薫、今日これから行ってもいい?」

「ごめん、今日はちょっとダメかな」
駅の階段を上りきった切符売り場の前で、部活帰りの竜也が薫に気づいて声をかけた。
薫に断られると翔太に視線を移して、軽く睨みつける。
翔太も竜也に冷たい視線を送りながら
(薫が誘ったんだぞ)
と心の中で呟いた。

帰りの電車は遅くまで学校に残っていたせいで
通勤客で混んでいた。
薫を覆うようにかばって車両に乗り込むと
背中から押されて薫を抱きしめるような体勢になってしまった。
心臓の動悸が速くなり、薫に聞かれたくなくて躰を離そうとすると
薫が翔太のジャケットの背中を掴んでいる。

慌てて薫の顔を見つめると薫は微笑んでその頬を翔太のジャケットに押しあてた。
翔太の心臓は早鐘のようにドキドキして顔まで赤くなる。
ようやく降りる駅に到着すると
「かばってくれてありがとう。おかげで今日は変なところ触られなくて助かったよ」
(やっぱりこの子かなり変だ!!)
翔太は今更のように薫の部屋へ行くことを後悔していた。


<つづく>



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読了、お疲れ様でした。
まだエロ場面に到着しない・・・
あれっ?おかしいな・・・
ここんとこ連載を他に3本も書いてます。
残りは2次だからなんとかごちゃ混ぜにならずに済んでいますが
ストーリーをあとから読んでかなり後悔しています

自分のお話は思いつきをキーボードに打ち込んでいるので
まるでプロットのような荒い文章が多いです。

もう一度構成し直すともっと深みが出たりするのかなぁ~
多分性格上無理だと思います(笑)





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この記事へのコメント

ゆの
2009年03月23日 20:37
るる様☆こんばんは

小説ブログを立ち上げられたのですね
ここに、薫のヒミツが謎解かれていくのですね~
(o^-^)bワクワク
るる
2009年03月24日 13:35
ゆの様

こんにちは
薫の秘密ね~いったいいつまで引っ張るんだろう
と思ってしまいますよね~
早くすすめくてはと思いながら進まないという
最初のペースが嘘のようです(笑)
そういえばこれ三角関係の話だったはずなのに(汗)

小説ブログというよりは
ちょっと載せてみたという感じなので
自由にはいじれないんですが、割と読みやすいかと思ってそちらにも入れてみました。